参院選山形県選挙区から野党統一候補として立候補した新人の芳賀道也候補が、現職候補との激戦を制して初当選を確実にした。「（私は）今回私に投票してくださらなかった方の代表でもある。その方の声もしっかりと届ける」と抱負を述べた。
早い時間から選挙事務所で開票が進む様子を見守っていた芳賀候補。市町村別の得票数が相手候補を上回るたびに、事務所に集まった支援者からは拍手が沸き起こった。一進一退の攻防が続く様子を支援者らと固唾を飲んで報道を見守っていたが、２２時２０分頃に当選確実の一報が流れると事務所は大きな歓声に包まれた。
当選インタビューに応じた芳賀候補は、当選に至った理由について「地方をないがしろにするな、そういう声が結集してこの結果になったのだと思う」と分析。地元放送局のアナウンサーとして活躍してきた芳賀候補は、今後の活動について「３２年間、県内すべてを回って皆さんに取材し、皆さんの気持ちを分かり、声を聴いてきた。今度は私が国に対してふるさとの皆さんの声をしっかり届けていく」と述べた。
当選確実と報じられ、ガッツポーズを見せる芳賀候補
「ズームイン！」を３唱して支援者らと喜びを分かち合う芳賀候補