null

 岡本充功議員は3日、衆院予算委員会の基本的質疑に立ち、政府の新型コロナウイルス肺炎への対応を中心に(1)新型コロナウイルス国内感染者数・全世界の感染者及び死亡者数(2)主な国・地域の新型コロナウイルス関連肺炎への対応(3)新型コロナウイルスに関連した感染症にかかる患者等の現状について(4)人口の多い都道府県における感染症指定医療機関数及び感染症病床数・検疫法における感染症の累計及び検疫法に基づく隔離・停留等の措置(5)1月20日から23日の間に中国武漢市から直行便で入国した人数――などについて安倍総理と関係閣僚に質問した。

 岡本議員は主要国が中国全土からの渡航者の入国を拒否していると説明し、政府により一層の水際対策の強化を求めた。また、医師の立場から、患者の検査・治療の基準の明確化、感染がさらに拡大した場合に感染症病床数が足りなくなるおそれがあることを指摘し、人口の多い都道府県における治療環境の整備などを提案した。さらに、刻々と状況が変わる中、国民に最新情報を開示するよう求めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2日に与野党国対委員長が会談、政府が万全の対策をとれるよう国会として配慮していく方針を確認した。加藤厚労大臣に質問通告のない時には委員会を離れることを認め、委員会の理事会では厚労省から対策の進捗状況の報告を受けることになった。