古川元久代表代行

 古川元久代表代行は13日、東京都内で開催されたNTT労働組合の春季生活闘争方針を決定する「第25回中央委員会」に出席し、国民民主党を代表して来賓あいさつをおこなった。

 古川代表代行は「第2次安倍政権になってから8年が経過したが、アベノミクスの破綻は明らか。格差が拡大し、トリクルダウンは起きず、むしろ実質賃金は減っている。内政外交ともに目立った成果がないどころか、長期政権に伴う緩みやおごり。これでもかというくらい隠ぺいや閣僚のスキャンダルが続いている。こうした状況を何とかしてもらいたいという想いを多くの国民が持っていながら、それでも安倍政権の継続を許しているのは、ほかに選択肢とみなされる野党がない状況が続いているから。私も強く自覚するもの」と自戒の念を述べるとともに、「だからこそ今度の選挙では主権者である国民の皆様が、『ここに自分の1票を託そう。自分の未来や孫たちを託そう』そう思っていいただける選択肢をつくっていかなければならない」と力を込めた。

 そして「他の野党の皆様と具体的な政策を練り上げ、国民の皆様にしっかりお示ししていく。そういう作業が絶対に必要で、政策のすり合わせを他の野党とやって行き、政権構想を作り上げていく。そのステップとして共同会派を通じて土台を何とかつくり上げ、次の選挙では政権を託す選択肢としてみなされるような大きな固まりを何としてもつくっていく必要がある。我々国民民主党は、これからもその努力を続けていきたい」と連帯のあいさつを述べた。

NTT労働組合の喜井広明中央執行委員長

NTT労働組合の喜井広明中央執行委員長

 NTT労働組合の喜井広明中央執行委員長はあいさつの中で政治課題に触れ「政治的プロセスは国会議員が道筋をつくるものだ」とした上で、「1日も早く政権与党となり、勤労者の視点に立った政治を進めてほしいと、多くの組合員が望んでいる」と述べ、野党の『共同団結』に対して歓迎の意を込めた。

団結ガンバロー

春季生活闘争に向けて「団結ガンバロー」を三唱する組合員の皆さま