20200217

 岡本充功議員は17日、衆院予算委員会の集中審議に立ち、「COVID-19(新型コロナウイルス)への今後の対応」を中心に(1)水際対策、(2)国内への蔓延対策、(3)治療環境整備、(4)クルーズ船への対応、(5)邦人保護――などについて安倍総理と関係閣僚に質問した。

 岡本議員は2週間前に20名だった国内の感染者数が17日現在で414名と急激に増加している状況を想定していなかった、政府の対応が後手に回っていると断じた上で、安倍総理らに緊急事態と認識するよう促した。病院で検査を希望する国民が検査を断られている例を挙げ、政府に一刻も早くPCR検査が受けられる体制を整備するよう求めた。また、人口の多い都道府県における感染症指定医療機関数及び感染症病床の少なさを取り上げ、早急に治療環境を整備する必要性を訴えた。感染者数の見通しについて質問したが、安倍総理をはじめ、関係閣僚らは明確な回答を避けた。

 習近平国家主席の来日について、茂木外務大臣は現時点では予定どおり実施するために、準備を着実に進めていくことを確認したと答弁した。

 岡本議員は安倍総理に超党派の提案を取り上げ、先手の対応と東京オリンピックに影響を及ぼさないよう取り組むよう求めた。