芳賀道也議員は23日、参院予算委員会の集中審議で質疑に立った。森友学園国有地売却に関する公文書改ざん問題に関与し自殺した近畿財務局職員の遺族から、国および佐川宣寿・元理財局長が提訴された件について、「どうして職員の方は自殺に追い込まれたのか。安倍総理の『私や妻が関係していたということになれば、総理大臣の国会議員もやめる』という発言が原因でなければ何が原因なのか」と安倍総理に見解を迫ったが、明解な回答は得られなかった。安倍総理の答弁が「日本のリーダーとして、全く情けない」とし、安倍内閣には自浄作用がないと断じた。財務省による公文書改ざんによって、国民と国会が愚弄されたとし、金子参院予算委員長に特別調査委員会の設置、関係者の証人喚問を申し入れた。
新型コロナウイルス対策について、諸外国と比較して日本のコロナ対策の対応が「あまりにも遅く、金額が少ない」とパネルを提示して説明した。国民民主党が18日に発表した30兆円の「家計第一」の緊急経済対策を安倍総理に速やかに取り入れるよう促し、生活に困窮している国民が安心できるメッセージの発信を求めた。
海外の邦人保護について、茂木外務大臣に対応状況を確認し、入国禁止などの制限が世界中に広がる中、出国や移動・ホテル宿泊などが困難になっている邦人保護の対応を求めた。
突然の休校で、地元の山形県でも、全国でも大きな混乱が起きているとし、国の休校要請に応じた給食納入業者や農家・酪農家などへの補償を江藤農水大臣に求めた。