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 岡本充功厚生労働部門長ら、立国社共同会派議員は8日、厚生労働省に自見はなこ厚生労働大臣政務官を訪ね、保育所や学童保育で働く者にも、介護・障害福祉サービス施設・事業所に勤務している者と同様に「慰労金」を支給することを求める厚生労働大臣宛の要望書を提出した。

 新型コロナウイルス感染症がまん延する中、学校は感染拡大防止のために休校措置がとられたが、保育所や学童保育などの子ども・子育て支援施設については、医療や福祉分野等で働く保護者の子どもの受け皿となっていることを理由に、原則として施設を開け続けることが要請されている。子ども・子育て支援施設は、施設の特性上、「3密」を避けることは困難であり、マスクや消毒液が不足し、政府による支援も十分でない中で働き、保育士育士等は、自身の感染リスクのみならず、万が一にも大切な子どもたちを感染させてはならないと神経をすり減らし、懸命な努力を続けている。

 しかし、政府の第2次補正予算で介護・障害福祉サービス施設・事業所に勤務し、利用者と接する職員に対して5万円の慰労金を支給することが盛り込まれたのに対し、保育所や学童保育で働く者への支給は盛り込まれなかった。したがって、共同会派厚生労働部会は、処遇が低い状況にありながら、濃厚接触が多い保育所や学童保育の現場で使命感を持ち懸命に働く者に対して、5万円の慰労金を支給することを要請した。

 岡本部門長は、「補正予算には、いろいろな予算の項目があるが、いろんな想いを込めて足らざるところを指摘しなければならない。この金額なら十分対応可能のはずだ」と政府に再考を求めた。

PDF「新型コロナウイルス感染症対策に関する要望~保育所や学童保育で働く者にも「慰労金」を~」新型コロナウイルス感染症対策に関する要望~保育所や学童保育で働く者にも「慰労金」を~