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 男女共同参画推進本部は5日、国会内で総会を開き、「第5次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)」について、政府より説明を受けた。総会には、ウェブ会議システムを使用して、女性議員ネットワーク会議の自治体議員も参加した。

 徳永エリ男女共同参画推進本部長は冒頭、「男女共同参画基本計画の見直しにあたり、7月に素案が発表され、これから12月に向けて、プロセスを経ていくと承知している。国民民主党としても男女共同参画社会の実現と、ハラスメント等も問題になっているが、安心して働ける、生活ができる社会を作るために、皆さんとともに力を尽くしていきたい」とあいさつした。

 会議では(1)経済・雇用の分野における参画目標(2)障がいに乗じた性犯罪・性暴力への対応(3)性差別・性暴力的な表現を含むメディア広告の規制(4)男性の育児参画の推進(5)災害時の性暴力の実態(6)性別や家族・世帯を前提とした法律や制度による不利益の是正(7)地方議会における女性の参画の拡大(8)産前産後の女性の健康についての理解と周知(9)単身女性の貧困(10)女子差別撤廃条約選択議定書の批准(11)国際社会との比較──等、多岐にわたる男女共同参画の論点について、闊達な意見交換が行われた。